書籍「DEEP DRIVER ほんとうにやりたいことを言語化する方法」レビュー

おすすめ本レビュー

こんにちは、ラナトです。

今回は古川武士さんの書籍「DEEP DRIVER ほんとうにやりたいことを言語化する方法」レビューを読んで参考になったことについて、レビューをしていきます。

この本はメインタイトルが「DEEP DRIVER」となっています。
そのため、パッと見ると何に関する本かわからず、最初はスルーしてしまっていました。

ですが、内容は「どういう人生を生きたいのか?」ということに迷う人に向けて考え方を提示してくれるもので、とてもタメになりました。

人生にモヤモヤを感じている方には、ぜひ一度読んでみてほしい本です。

では、レビューをしていきます!

「DEEP DRIVER」とは?

「DEEP DRIVER(ディープドライバー)」と言われても、何のことかわかりませんよね。

この本では、ディープドライバーの定義を、「あなたを突き動かす動機の源泉」としています。

表面的な「やりたいこと」ではなく、まずは自分の内側にあり、やる気につながる「動機」を見つけることが大切だと書かれています。

「旅行」とか「ゲーム」のような具体的なものから「やりたいこと」を探す前に、自分の内側にある本質的な動機(価値観とも言い換えられそうです。)をはっきりさせることが大事ということですね。

やりたいこと探しに関する本は多くあり、その中の多くで、「自分の価値観を知ること」の必要性に言及されているように思います。

ですが、本ごとにアプローチが違うので、同じようなことが書かれていても、本ごとに新しい気付きがあったりします。

例えると、学校や塾などで先生によって教え方が異なり、自分にとってわかりやすいものやわかりにくいものがあるようなものでしょうか。

なので、同じようなジャンルの本でも、なるべく多くの本を読んでみることがおすすめです。

話が逸れましたが、この本は上で定義された「ディープドライバー」を見つけ、それに基づいて行動していくための方法が説明されているのです。

ここからは、具体的な内容のうち、印象に残ったものを挙げていきます。

自分の過去の振り返りに関するワークはしっかり時間をとって取り組もう

この本では、ディープドライバーを見つけるための3ステップとして、「抽出する」「言語化する」「結晶化する」というものが挙げられています。

このうち、「抽出する」というのは、自分が過去に熱中したこと、好きなことや嫌いなことから自分の価値観を見つけだすもので、いわゆる自己分析のような位置付けと感じました。

こういったワークは、自己啓発系の本、特にやりたいこと探しに関する本には大抵掲載されていますが、このワークをきちんとやっているかと言われると、正直読むだけで終わりにしてしまいがちなんですよね…

ですが、自己分析は本を読んでいるだけではできず、時間をかけて自分の過去を振り返っていくことが必要になります。

本を読むだけでなく、このような振り返りをすることで初めて、自分の大事にしている価値観に気付くことができます。

この先に書かれている内容をより効果的に学ぶためにも、しっかり自分の過去などについて「抽出する」時間をとりましょう。

「言語化」の重要性

個人的に、この本で一番印象に残ったのはこの「言語化」に関する項目でした。

前の項目で自分にとって大事な原体験などを抽出することになりますが、ここまでは比較的よくある「やりたいこと探し」の方法という印象でした。

ただ、この本ではその後に、抽出した内容を整理して「言語化する」ということが提唱されています。

「抽出」していく中で、キーワードになりそうな要素をいくつか出すところまではできても、なんとなくバラバラに要素が散らばっている状態で、そこから今の自分のディープドライバーにうまくつながらないということが起きます。

そこで、過去の出来事から大事なものを抽出するだけでは足りず、キーワードを整理し、今の活動の動機として具体的に言語化するというプロセスが必要になります。

自己分析をしてみたけど、イマイチ自分のやりたいことがわからない…

という場合は、この言語化のプロセスをきちんと踏んでいないからなのではないかと思います。

この本では、「言語化」のステップとして、

・抽出したキーワードを整理してテーマとなる名詞と動詞を決める

・それを「何のために」やるのか決める

・決めたものをつなげて文章にする

というプロセスが示されています。

個人的には、動詞は見つけやすく、名詞を見つけるのが大変と感じました。

動詞は、例えば「教える」のが好きとか「話す」のが好きなど、過去から現在まで一貫しているものを挙げやすいです。

一方で名詞は、過去に好きだったものが現在も好きかと言われるとそうでもないものが多いです。

例えば、私は子どもの頃に遊戯王カードやゲームが大好きでしたが、今はそれほどやらなくなってしまいました。

そのため、名詞は「自分の人生で一貫して好きで大切にしているもの」を見つけるのが難しく、それゆえ自分の人生のテーマとなるような名詞を見つけるのに苦労する感じがしました。

これの打開策としては、あまり深く考えすぎず、今なんとなくでも興味のあるものやハマっているものがあれば、それを複数挙げてテーマに設定してみるということがいいかと思います。

ディープドライバーが見つかったら、未来の方向性を考える

この本では、ディープドライバーが見つかった後は、「究極の未来」「理想の3年後」「最高の1年後」の3つの時間軸で、目指す未来をイメージしていくとよいと書かれています。

この本のメインはディープドライバーを見つけることですので、未来の方向性を考えるというのはプラスアルファの内容になります。

個人的にこの章で印象に残ったのは、理想の未来を決めていくにあたり、「誰とどんな関係性を築くか」ということが重要であるという点でした。

この本では、「人間関係の質=人生の質」で、行動や思考、感情の習慣はその人の置かれている環境に大きな影響を受けるとされています。

これについて、とても共感ができました。

というのも、勉強、仕事、スポーツなどどんなジャンルでも、周りのモチベーションが高いと自分も引っ張られてやる気が上がりますし、逆にモチベーションの低い人の多い環境で自分だけ意識を高く維持するというのはなかなか難しいです。

高校受験や大学受験で偏差値の高いところを目指すのがいいと言われるのは、こういうところにあると思います。

学歴も将来に影響のある要素ですが、それ以上に、勉強のできる人が集まる環境に身を置くということに価値があります。

もちろん、勉強ができるだけで当然に社会に出ても優秀な人になれるというわけではありません。

ですが、勉強ができるということは、しんどいことでも努力できる力や、自分で考える力などがあるということです。

そういう人は、勉強で培ってきた力を他の分野にも応用して努力し、成果を出せる可能性も高いですので、様々な分野で活躍できる可能性があります。

そのような人たちがいる環境に身を置ければ、努力することが当たり前になって、自然と自分の能力も上がっていきます。

今回は高校や大学を例に挙げましたが、仕事やスポーツなどでも、積極的に自分より優秀な人が集まる環境に飛び込んでいくことが、成長して質の高い人生を送るための近道になると思います。

最後に

自分が幸せやモチベーションを感じられるのはどんなときかというのは、自分にしかわかりません。

これは、本を読むなどのインプットからだけでは見つけられず、じっくり自分の過去を振り返って考える時間を作り、考えたことを言語化してアウトプットしていくことが必要です。

この本を読めば、どうやって自分の過去を振り返ればよいかや、どうやってそれを言語化すればよいかということについて学べます。

人生の方向性に迷っている場合には、ぜひ読んで内容を実践してみてほしい一冊です。

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